ソフトウェア開発者でテクノロジー系ライターのマーティン・アルダーソン氏が「2種類の異なるAIユーザーが出現している」と指摘したらしい。同氏によると「AIの活用によって生産性が大幅に向上する」「企業が無理にAIを導入するせいで生産性が下がっている」という相反する意見が出ることを説明できるようだ。
一つがパワーユーザーで、AI導入に取り組み、ターミナルでClaude Codeを使ったり数十もの非ソフトウェア系タスクでAIを活用したりしているといい、にはそれほどITテクノロジーに詳しいわけではない人も多いという。もう一つはライトユーザーで、こちらはChatGPTに質問をする程度の人々だという。ちょっとした質問をする程度の使い方では生産性の向上は難しいうえ、ハルシネーションなどの問題がある。
記事中では「ChatGPTの粗悪なクローン(原文ママ)」とCopilotに手厳しい評価が下されているが、実際、使った感想としてはChatGPT≧Gemini≧Grok>Copilotという印象である。
ところが、日本の場合はWindowsが官公庁や企業の主流でMicrosoftOfficeが標準搭載されているからか、多くの企業ではMicrosoft Copilotが唯一使用を許可されているAIツールとなっていて、一部の企業ではITポリシーが厳しいほか、社内のエンジニアリング部門がその他の部門と隔離されていたり、完全にアウトソーシングされていたりするケースもあるため、様々な制約がある。そうした部分が足を引っ張り、AI導入でも成果が上げられない側面がありそうである。その結果、AIを活用しやすい環境にいる中小企業の従業員が、大企業の従業員を生産性で上回るケースも生まれているという。
同氏によると、
- 真の飛躍はトップダウンのAI戦略ではなく従業員から有機的にもたらされる
- システムに何らかのAPIを導入している企業が恩恵を受ける
- 安全対策を備えたAIモデルが必要
- 社内にAPIが導入されているかどうかが重要
という展望が描けるらしい。